【富士ヒル2022】初めての富士ヒルを走ってきた!③走行編

今日もよろしくお願いします。Mです。

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いよいよ富士ヒル走行編で完結です!
【サマリー】
駐車場待ち渋滞で予定のウェーブでの発走は断念する、というトラブルが発生しますが、そこは冷静になってその後のウェーブに行くも…
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本番スタートまでのお話はコチラ!

【富士ヒル2022】初めての富士ヒルを走ってきた!②スタート前の波乱!

渋滞にハマる、という想定外の事態が発生してしまいました…

第6ウェーブのはずが、第8ウェーブに…

駐車場トラブルをなんとかやり過ごし、会場に向かってスタートしたのは8:30過ぎ…
8:10~8:40の第6ウェーブでのスタートは絶望的でした。

駐車場渋滞でスタートできない人はたくさんいるはずなので、その後のウェーブで走らせてもらえるはず、と思って、最後の準備をします。
出発前に、前日のエキスポでもらった小林製薬の「ピクノレーサー」を飲み、気合を入れます。
(うん、あんまり美味しくはないっ!その分、効くはず。爆)

ウォーミングアップに近場の坂を登って、スタート地点に着きます。

結局、スタートは第8ウェーブとなることに。
あとで、知ったのですが、第8ウェーブは「のんびる走る人が最も多いウェーブ」という説があるそうです。

第9・10ウェーブは、道路封鎖時間の制限があるため、「90分以内で走れる人のみ」という注意書きがあります。
その辺も含めて、第8ウェーブは、「のんびり走る人が最も多いウェーブ」。
らしい…(本当か?)

ちなみに、今回の富士ヒルのぼくの目標は2つありました。

①ブロンズを達成すること(89:59以内!)
②あわよくば、85分達成!

1回しか走っていない試走は、料金所スタートで89:13。
本番では、料金所より約500m前の勾配が厳しい区間からスタートするので、ブロンズ達成は、きわどいライン…
ギリギリの勝負になりそうです。

しかし、試走の時は、単独ソロで走ったことと、南風で道中はずっと向かい風を受けていました。
今回は、トレインを組める可能性がありますし、北風で追い風区間が多い。
そして、ヤビツ峠の2倍が富士ヒルタイムと言われるヤビツ峠で「42:40」を達成しているので、上手くいけば、「85分は行けるのでは?」とkさんに言っていただいたため、意識するようになり、「目標その②」として設定です。

迎えた本番は、追い風が弱めですが吹いているので、残すところはトレインを組めるかどうか…に期待して、スタートラインを切ったのでした!



第8ウェーブは、最もペースが遅いという噂は本当か?

駐車場渋滞があるせいか、第8ウェーブもスタート直後は人が多いです。
なので、約1~2分経過してから、スタートします。

よく聞く話では、計測開始ゲートを越えた瞬間から、みんなが加速するので、釣られてがんばりすぎないように、と意識しながら、計測開始地点まで落ち着いて走ります。

「ピッ!」という音がして、ぼくの富士ヒル本番がスタートしました。
同時に、サイコンの計測開始ボタンを押しました。

「さ、ここから速度が上がるぞっ!」と思ったのですが、そんなことは全くありませんでした。
ゆっくりペースが続きます。
サイコンを見ると、約2.5倍(2.5w/㎏)が出ているかどうか…

「あれ?」と思ってすぐに、「まずい!これではブロンズがとれない!っ」と思って、焦って踏んでいきます。
(これが第8ウェーブか…)

すぐに踏み込んでいき、ロスを取り戻す感じで料金所を通過して、その後も緩めることなく、進みます。

ふとサイコンを見ると、サイコンには「心拍180」「ラップPWR 3.5倍」くらいでオーバーペース気味になっていました。
焦った反動が出たようです…
しかし、最初の5kmは「19:00」ほどで走れており、ブロンズ88分目安の「20:23」から「1:30」ほどのマージンをGETできました。

これには「よし、行ける!」と元気が出たのでした。



1合目から2合目の3.42㎞は順調!

1合目が終わると、緩斜面に入ります。
セオリーではここから速度を上げていき、タイムを稼ぐのが大事、と言われます。

また、スタートしてから20分ほど経過しており、落ち着き始めて、かなり周りを見られるようになってきました。
そうなると、速度を出すためにも「トレイン」を組みたくなります。

「同じくらいのペースの人、いないかな?」と思いながら走ります。
しかし、これが驚くくらい、同じペースの人がいません…
ほとんどの人が左側をゆっくりと走っています。

また、第8ウェーブは人が多くて、左側にはゆっくり目の人たちを避けて、ずっとセンターライン付近で追い抜きながら走ることに。
追い抜こうとするたびに、負荷がかかってインターバルトレーニングみたいになって、正直、少しツライです。

それでも、前を向いて進みます。
でも、やっぱり同じくらいのペースの人はいなくて、トレインは組めず。
そのまま2合目に到着したのでした…

ここでも、自己ベスト更新で、集中して走ることができました。



2合目から3合目でもトレインは組めず…

2合目が終わると、やや勾配がキツイ部分もある3合目に突入です。
ここでも、「緩斜面でがんばる」という意識で走り続けます。

時間も45分を過ぎてきて、「トレイン組みたい!」「一人でいいから同じくらいのペースの人いないのかっ!」と思いながら進みます。
それでも、やっぱりソロでセンターライン付近を走り続けるのでした。

そして、11㎞付近で補給食をとることに。
補給食は前日のエキスポで200円で買った海外製のもの。
当然、ぶっつけ本番で飲んでみます。

歯で噛み千切るように開封しても、切り取りゴミが出ない設計で良い感じです。
で、口に含むと…

甘いっ!甘すぎるっ!
外国の甘さだーっ!

とあまりの甘さにむせそうになり、慌てて水を飲みます。
これがまたむせてしまい、少し吹き出す始末。(汚い。失礼!)

そんなこんなで呼吸を大きく乱す素人っぷりを発揮するなどもありながら、3合目に到着です。

ここでも自己ベストペース。
3合目目標ペース「50:16」に対して、48分ほどのため、「よし、絶対イケる!調子がいいんだっ!」と思うことにします。

また、この時は、「残り半分を過ぎた!」と思うことで、さらに元気が出てきたのでした。



3合目から4合目で疲れが出るもトレインは組めず…

3合目を通過しても、考えることはただ一つ。
「トレインを組みたい!」

ここまでずっとソロ単独です。
そして、そろそろ疲れが出始めてきました。
疲れを感じるとますます「トレインを組みたいっ!」欲が強くなります。

しかし、同じくらいのペースの人は、やっぱりいません。
ずーっとセンターライン付近で抜いていく感じです。

実は、1合目付近から、このセンターラインで追い抜くたびに、後ろに誰かが付いてくださり、「ハアハアっ!」という声が聞こえてきます。
しかし、しばらくすると、それも聞こえなくなる…
そんな繰り返しでした。

第8ウェーブで走っているため、仕方がないのかもしれません。

この辺から、開き直ってきて、「ここまできたら、ソロ単独でブロンズ行ってやる!」と思うことにします。
「試走でもソロ単独だったじゃないか!贅沢言うな!」と自分に喝を入れて、ペダリングに集中していたのでした。

ここでも自己ベスト更新です。
4合目目標ペースは「67:53」ですが、この時はもうサイコンのタイムは見ていませんでした。
「おそらく、ブロンズは行ける!85分、行ってやる!」
という気持ちで走り続けます。



向かい風の平坦区間を全力で走って、念願のブロンズ達成!

4合目を抜けると、向かい風を感じるようになり、急に苦しくなりました。
自分でも速度が出ていない感じがわかり、焦ります。

それでいて、勾配もキツイです。
「トレインを組みたい…」
またそんな気持ちが芽生えますが、その気持ちを投げ捨てて、「ソロで、自力で行くんだ!」という気持ちでペダルを回し続けます。

途中、山岳スプリット手前あたりダンシングを入れた際、両ふくらはぎが攣る気配が発生…
まずい!
と思って、慌ててシッティングで抑えて、回す意識で回復に集中します。
そのまま山岳スプリット区間は無理せずに通過。

脚を回復させることができ、いよいよ奥庭駐車場まで到着です。
「ここを過ぎたら、平坦は行くぞっ!」
と気合を入れて、アウターに入れて踏みます。
「ここで稼がないで、どこで稼ぐ!」
「この平坦が終われば、あと少し、気合だけで行ける!」
と思って、出せる力を振り絞ります。

しかし、向かい風が強く、試走の時に出せた40㎞は出せません。
「向かい風で、平坦区間のトレインなしはまずい!」
と思っても、時すでに遅し。
それどころか、後ろを見ると、8名ほどがびっしりと後ろに並ばれており、先頭を引く経験をさせていただきました。(爆)

途中、先頭交代の合図を腕と手で出しますが、後ろの人もキツイようで、そのまま迂回区間に突入。
先頭だと思うと、また一段と苦しさを感じてしまい、
「こんなに長かったか?」
「早く終わってくれー!」
と思いながら、最後のトンネルへ。

この辺でかなりバテテきてしまい、後ろの人達に抜かれることに…
その際に、3人くらいに「引いてもらって、ありがとうございました!」と声をかけてもらいました。
ツラかったけど、これはこれで良い経験になりました。

そして、最後の登りを迎えます。
サイコンをみると、85分がギリギリ狙えるかどうか、といったところ。
「いくぞっ!」
と気合を入れて登りますが、脚は限界で攣る寸前。
おまけに心肺も限界で、酸欠気味なのかクラクラする始末。
それでも、最後の力を振り絞って、ゴール!

「ピッ!」という音がして、ぼくの富士ヒルは終わりました。

サイコンを見ると、85分は達成できなかったことがわかりました。
それでも、不思議と残念な気持ちはなくて、「目標のブロンズとれた!」という気持ちと、味わったことのない満足感でいっぱいでした。

ゴールを通過後、そんな気持ちでゆっくりと走っていると、3人ほどに、「最後、引いてもらった助かりました!」と声をかけていただき、互いの健闘を称え合いました。
これも富士ヒルの醍醐味だなー、と感動したことを今も鮮明に覚えています。

ゴール後は、先にゴールしたkさんと合流。
ここでも互いの健闘を称え合いました。

5合目は寒かったのですが、興奮していて、寒さを正常に感じないくらい。
「自分はやったんだ!」という充実感に包まれていました。



こうして、ぼくの初めての富士ヒル本番は、無事に目標達成で終えることができました。

ですが、まだもう1回、続きます!

結局、憧れのトレインは組めず。そのため、STRAVAにはトレインを組まれたかたのログにあるような↓のが、ぼくにはない・・・

ローテとか、後ろに着くと風の抵抗がなくなりラクになる!とか(本当か?)やってみたかったです。その話は、また次の機会に。(爆)

というわけで、本日は以上です。
まだまだ続きます!

ヘッドバンドの中では格安ですが、信頼のおたふく手袋製で冷感素材なのも良いところ。そして、価格は格安です♪

【次回以降の予告】
・未定

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