今日もよろしくお願いします。Mです。
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富士ヒル本番レポートの続きです!
【サマリー】
2合目までに早くも脚を攣る、というトラブル発生でリタイヤを本気で考えながら走って、樹海台駐車場を通過したのですが引き続き、ツラくて…
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「我慢我慢…」と言い聞かせて、完走目標に切り替えた3合目まで…
樹海台駐車場で本気でリタイヤを考えながらも、なんとか通過したところまでが前回までの記事。
83分目標は諦めて、とりあえず、完走することを目標に切り替えて、まずは3合目までを目指します。
今回の富士ヒルでは、この3合目までの区間が最もツライ時間帯でした…
脚の痛みで気持ちが折れたこと、完走目標に切り替えたこと、脚が痛いこと…
これらが重なり、本当にツラかったです。
3合目までの区間に関しては、もはや、脚の合うトレインに乗ろう!なんて気持ちもなく、軽いギアで負荷をかけないように回して、なんとかやり過ごす、という感じで走っていました。
そんな状態では、当然のように楽しいはずはなく、すぐに「やっぱり、リタイヤをしよう…」そんな気持ちが生まれてきます。
それでも、なんとかペダリングを続けられていたのは、ぼくを追い抜く際の皆様からかけていただいた言葉でした。
「NICO、どうした?後ろ、着いて!」
「NICO、乗っていっていいよー」
「調子悪いの?大丈夫?がんばれー!」
NICOのチームの人や、そうでない人からもたくさん声をかけていただき、すごくすごく嬉しかったです。
脚を庇いながらのペダリングに力が湧いてくる感じが、何度も感じたのを覚えています。
声をかけていただいたからこそ、リタイヤをせずに済んだ、と思います。
そして、嬉しさと同じくらい、「着いて行けない自分が情けない、悔しい…」という気持ちで胸がいっぱいで、苦しくもなったのでした…
脚が少しずつ回復をし始めた4合目!
脚の痛みに怯えながら、負荷をかけないようにペダリングを続けていたら、脚が回復してきたことを感じます。
「無理しなければ、なんとか走り切れそうだ…」
そんな風に思えてきました。
ツライ3合目までを耐えてきたからこそ、で気持ちも少しだけ軽くなってきました。
そして、大沢駐車場に到着した際、太鼓を叩いて応援してくれている声援が聞こえ、さらに力が湧いてくる感じがします。
「ここまで来たら、もう少しだ!完走できる!」
そんな風に思えるようになってきました。
ぼくの中では、富士ヒルは「奥庭駐車場」まで、と思っており、平坦部分とラストの坂は勢いで終わる、と思っているので、終わりが見えてきたことで元気が出て来ました。
1合目過ぎから、パワーが出なくなったので、サイコンは見たくなくて、ずっと見ていませんでしたが、サイコンを見ると…
「今からでも、もしかしたら、ブロンズは間に合うかもしれない…」
そんなタイムでした。
当初の想定タイムより大幅に遅れているけど、それでも新しい目標ができると、元気が出て来ました。
ましてや、途中段階では、ブルーリングの完走を目指していたのに、もう一段階上の目標が見えてくると、不思議と元気が出てきたのです。
ブロンズに間に合わせるゴールを目指して…
気持ちが前向きになってきた状態で、4合目を迎えました。
脚を痛めた1合目過ぎから4合目まで、脚に負荷をかけないように回してきたせいか、体力的には少し残っている感じもしてきます。
「4合目!あと少し!」
という声を出すこともできました。
ここから平坦に入るまでは、山岳スプリット区間や、奥庭駐車場の勾配含めて、キツイ部分が多いのですが、なんとかやり過ごすことができました。
そして、平坦部分に入ります。
「ここまで来たら、意地でもブロンズリングは持って帰る」
「今できる全てを出し切る!」
そんな気持ちで平坦を踏むことにしました。
踏み始めるとすぐに後ろから、「着かせてください!」という声が聞こえます。
すぐに「一緒にゴールまで行きましょう!」と元気よく答えて、踏んで行きます。
今思うと、この平坦区間の一瞬だけが、今回の富士ヒルで唯一、楽しかった部分です。爆
トンネルを1つ、2つと越えて行きますが、ずっと踏んで行きます。
その先の復旧区間の蛇行区間で、さすがにバテてしまい、後ろの人に先頭交代をしてもらいます。
「ありがとう!」と声をかけていただきましたが、ぼくは疲れており、右手を上げて応えることしかできませんでした…
そして、3つ目のトンネルをこえて、ラストの登り区間に入る前にサイコンを見ると、
「なんとかブロンズは間に合う…」
そう確信しながらも、余裕は全くないタイムだったので、集中して、必死になって、ゴール前の坂を登りました。
これまで試走を含めて、4回目の富士ヒルでしたが、過去最高に辛いゴール前の坂でした。
こうして、ぼくの2回目の富士ヒルは、終わりを迎えたのでした。
(ゴール直後にこの写真を撮影したのですが、すがすがしい気持ちでは富士山を見ることはできなかったな…)
富士ヒルを終えて、最後に…
というわけで、ぼくの2回目の富士ヒルは、終わりました。
83分目標には遠く及ばず、それどころか、1年目の富士ヒルから3分も遅れたタイムでした。
結果としては、昨年と同じブロンズです。
でも、気持ちは全く違います。
昨年は初めての富士ヒルで、嬉しいブロンズ。
今年はもっと練習して、強くなったと思って、挑んで、砕け散ったブロンズ。
今にして思うと、トレーニングの質も量も、本番までの調整も、全てがダメだったんだと思います。
なので、言い訳はありません。
40歳過ぎて、自転車に夢中になって、1年間積み重ねてきた、と思っていましたが、実際は全然ダメでした。
あまりにも不甲斐なくて、情けなくて、悲しいですが、これが今のぼくの実力です。
思い出すだけでも、悔しいです。
でも、今は、「来年リベンジだ!」とは、まだ思えないのが本音。
しばらくは、自転車の楽しい部分と向き合って、時が来て富士ヒルの悔しさを忘れるのを待ち、吹っ切れるのを待つこととします。
そして、この経験がぼくにとって、糧になると信じようと思っています。
そんな気持ちで、今週はぼーっとしながら、仕事をして、過ごしています。
(実は、まだ続きます…)
【次回以降の予告】
・未定
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